ピーターリンチの20の黄金律(18) 

現代最高の投資家の一人、ピーターリンチの20の黄金律を紹介します。彼は、フィディリティを有名にした巨艦ファンド『マゼランファンド』のファンドマネージャであり、現在はフィデリティ・インベストメンツのリサーチ・コンサルタントです。
(1977年〜1990年の13年間で同ファンドを700倍に成長)

その18番目の格言(黄金律)です。

『調査なしで投資することは、手札を見ないでポーカーするのと同じである。』

もちろん、彼はファンドマネージャですから投資対象を調査するのは当たり前です。私達のかなうところではありません。
ですが、私達自身も実は色々な方法で調査することが出来ます。
小売業の例で考えて見ましょう。
●気になるお店を発見。
●ホームページを調べる。
●新規にたくさん出店している。
●投資対象として考える。
逆に
●新規に出店はしているが、閉店もしている。
●既存店の売り上げが伸びない。

こういうのはくせものですね。
閉店の理由や伸びない理由を考えることが、ある意味調査になります。

かつてアドバンスクリエイト(8798)は、保険の無店舗販売から店舗経営に乗り出します。ネットでの見込み客を店舗に誘導するとのコンセプトで、毎月数店の勢いで保険市場の店舗を開設していました。新規に出店するわけですから、売り上げがどんどん増えていきます。

ところが、ある時点からお店を閉鎖し始める。
事実は、【会社が考えているほどお客さんがこなかった】といったところです。

その理由は、
【店舗に対するニーズがなかった】
【お客さんの来ないところに、出店してしまった】
【にわか店員では人脈で売るような保険の営業ができなかった】
と分析できます。
そして自分でも店舗に何度も足を運び、そのことを確認しました。

アドバンスクリエイトは、「スクラップアンドビルド」と言う形で不採算店を整理し、採算の良い大型店に統合していく。
と言っていますが、この程度のことは事業リスクとして当初に考えていたことでしょう。

少し話がそれましたが、我々投資家も簡単に調査ができます。
気になる会社を探す。伸びていく理由を考える。そして投資する。
こういうスタンスを取りたいですね。
関連記事:【身近なブルーオーシャン企業

今年は気になる会社を探す。具体的な手段として「ブルーオーシャン銘柄選択」を提唱していきます。
どうぞ、ご期待ください。

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
(2001/03)ピーター リンチ、ジョン ロスチャイルド 他
商品詳細を見る

さて、みなさん自身は、この18番目の黄金律にはどう感じられましたか?感想を聞かせてください。

新着相互リンクのお知らせ
投資信託で生活設計(ライフプラン) (どらやきやさん)
どらやきやさん
どらやきやさんは、投資信託で将来の生活設計(ライフプラン)を考えられているとのこと。色んな本を読んだり、セミナーに参加したりとお勉強家です。本のレビューは参考になりますよ。
相互リンク、よろこんでお受けしています。リンクポリシーご参照ください

おすすめ、相互リンクさんのトピック
カブ次郎さん、新年相場で奮闘中
きんぎょ家の書初め!?

株ブログランキング 応援してくださいね。

ピーターリンチの20の黄金律(19)  

現代最高の投資家の一人、ピーターリンチの20の黄金律を紹介します。彼は、フィディリティを有名にした巨艦ファンド『マゼランファンド』のファンドマネージャであり、現在はフィデリティ・インベストメンツのリサーチ・コンサルタントです。
(1977年〜1990年の13年間で同ファンドを700倍に成長)

その19番目の格言(黄金律)です。

『優良企業に投資しているのなら、時間はあなたの味方になる。我慢できるからである。たとえ最初の5年間のウォルマートに投資できなくとも、次の5年間所有していれば満足のいく結果が得られた。オプションを保有していると、時間は敵になる。』


任天堂10年の株価ピーターの例えではウォルマートとありますが、日本の企業で言えばどこになりますでしょう?
時価総額日本1位の「トヨタ」、DSにそしてWiiと顧客のニーズを見事に捉えた「任天堂」あたりでしょうか。
右図は10年間の任天堂の株価です。どの時点でも現在の株価は高PERであり割高に感じ投資をためらってしまう。しかし、その後も成長を続けてくれ、結果的に過去の時点の株価は割安になってしまう。つまり時間が株の割高感を解消するわけですね。
また、ハードである商品は、いつ店に行っても品不足状態。さらにソフトであるポケモンは子ども達に相変わらずの大人気。いつでも将来の成長余地を実感出来るわけです。

現実にも、連結売上高の上方修正に伴い半年前に高いと思った株価がするすると上昇していく。それを支える近年の成長力は目覚しいものがあります。
●06年10月03日:上方修正6,400億円⇒7,400億円/1株23,880円
●07年01月10日:上方修正7,400億円⇒9,000億円/1株29,000円
●07年04月05日:上方修正9,000億円⇒9,660億円/1株34,300円
このような優良企業の株に投資をすることが出来たならば、多少割高な時に買ってしまっても時間があなたを助けてくれるといえると思います。

さて、みなさん自身は、この19番目の黄金律にはどう感じられましたか?感想を聞かせてください。

ピーターリンチの20の黄金律(20) 

ピーターリンチ、20の黄金律の最後を紹介します。

『十分な銘柄調査の結果できあがったポートフォリオは、債権やその他の金融商品のポートフォリオよりも長期的には利回りはよい。長期であっても選別が不十分であれば、ベッドの下に現金を置いておくほうがましである。』


「長期投資というもの」について、非常に考えさせられる言葉です。
ゆうちゃんパパが所有している投資信託をほとんど売っていないにもかかわらず、自分自身の投資スタイルを中(長)期投資と宣言しているのは、このポートフォリオを組むための能力と時間がまだまだ足りないからです。
しかし、「債権よりも利回りが良い」と言うことに関しては、実感として感じることは出来ます。
ポートフォリオの過半を占める中国株や日本株の投資信託は、個別には浮き沈みはありながらも全体としては、債権よりもしっかりと成長してくれています。

ところで、長期投資においては、一にも二にも最初の「資産設計」に尽きると言えます。「バイ&ホールド(購入と所有)」を長期投資の真髄とすれば、それに必要な能力は、資産設計力が8割、購入技術力が1割、所有技術力が1割と言うところではないでしょうか?
●資産設計力(配分構想、銘柄発見、価値分析)
●購入技術力(時期・購入数量決定)
●所有技術力(価値確認、売却)

そして銘柄発見における「身近で信じることができるものを探す」いう点では、ピーターリンチはウォーレンバフェットとに非常に良く似ています。(例えばバフェットは、昔からコカコーラの大ファンです)
もちろん、探した後の価値分析作業では我々がかなうところではありませんが、それでも「よいものを発見しよう」と言う点ではまねすることが出来ますよね。

さて、みなさん自身は、この20番目の黄金律にはどう感じられましたか?感想を聞かせてください。

追伸:水瀬ケンイチさんへ
ご指摘ありがとうございました。アセットアロケーション後に必要な能力を意識しておりましたので、誤解を与えてしまいました。含む表現に変更しました。