FP技能士受験で、身につく知識 

FP2級技能士の試験がやっと終わりました。ただいまです!

結果は後日の判明ですが、ブログを休んでいる間にたくさんの方から温かい励ましの言葉を頂きました。あまりにもの忙しさに今回の試験は、70%近くはあきらめていたのですが、その一つ一つのコメントに勇気付けられ、「実技試験は絶対だめだ」と思いつつも、おかげで昨日は久しぶりに徹夜でがんばりました。みなさん、本当にありがとうございました。
[みなさまからのコメント:『ちょっと「山ごもり」してきます(2)』

さて、FP2級は、FP3級と同じく【学科試験】と【実技試験】の2つからなります。

FP技能士試験、2級学科それぞれについて、
<1.ライフプランニングと資金計画>
<2.リスク管理>
<3.金融資産運用>
<4.タックスプランニング>
<5.不動産>
<6.相続・事業承継>
の6つの分野の知識が問われます。

5や6は、我々と多少遠いお金持ちさんの世界の話の気もしますが、それ以外は大きな目で投資を取り巻く環境にかかわります。勉強すれば、あなたの資産運用が変わるかもしれませんよ。

では、FP2級の試験問題はどんなものか?

受けたばかりの試験問題の中から、みなさんの一番得意な3の<金融資産運用>に関するするものを学科と実技、それぞれ紹介しますね。

『2006年度9月実施 【2級学科】《問26》
株式市場について:(A)〜(D)から正しいものを一つ選択せよ
(A)東京証券取引所と大阪証券取引所およびジャスダック証券取引所には、「市場第一部」と「市場第二部」がある。
(B)東京証券取引所には、海外の優良企業の株式を取引する市場として、「外国部」が儲けられている。
(C)ジャスダック証券取引所は、投資家同士が相対で売買する「相対取引」に特徴がある。
(D)東京証券取引所の新興企業向け市場である「マザーズ」への株式上場に関しては、純資産の額や利益の額に関する基準が設けられていない。』


『2006年度9月実施 【2級実技】 個人資産相談業務《問6》
ドルコスト平均法の効果例:(A)〜(D)に数字を記入せよ
購入時期1口当たり
の価格
毎月1万円ずつ
購入
(ドルコスト法)
毎月15口ずつ購入
1回目400円25口15口
2回目500円(A)15口
3回目1,000円15口15口
4回目400円25口15口
投資金額40,000円(B)
買付口数60+(A)60口

上記のとおり、毎月1万円ずつ購入した場合、1口当たりの購入コストは(C)円となる。一方、毎月15口ずつ購入した場合、1口当たりの購入コストは(D)円となる。したがって、ドルコスト平均法を利用したほうが、購入コスト(単価)は低くなる。』


どうですか?そんなに難しくないでしょ。この金融資産分野を得意分野に少しずつ勉強していくと、3級は比較的簡単に取れますよ!難しければ、【学科試験】と【実技試験】を順番に受けていくのもOKだと思います。

更新できてませんが、FP受験のブログにも色々書いています

格差社会が市場に及ぼす影響(1) 

みなさま既にご存知のことと思いますが、世界第2位のお金持ちウォーレン・バフェット氏が資産の85%を寄付するそうです。

『米経済誌フォーチュンは25日、米投資会社バークシャー・ハサウェー会長で世界第2位の富豪として知られるウォーレン・バフェット氏(75)が、資産の大半をマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏の財団などに寄付する意向を示していると伝えた。
総額約440億ドルに上る資産を保有するバフェット氏は、同誌の長者番付でゲイツ氏に次ぐ富豪とされている。同誌によれば、このうち85%に当たる約370億ドル(約4兆3000億円)相当の株式を、今年以降段階的に5つの財団に譲渡する予定。ゲイツ夫妻が設立した「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」には、約300億ドル相当を寄付する。 (2006年6月26日:CNN)』

このことについて6月28日の日本TVの『Oha4』では、ご丁寧にテロップ付きで次のように取り上げられました。

「資産の85%を寄付したとして、残りは7,600億円。これをサラリーマンの平均年収440万円で割るとなんと17万年分となります。(まだこんなにお持ちなんですね)」

なんと、たったのこれだけです!
アナウンサーの女性は読み上げ役なのでお名前は伏せておきますが、それにしても表面的で底の浅い内容に一瞬固まってしまいました。
バフェット氏の投資家としてのすごさや、キリスト教徒のほどこしの概念。寄付先のゲイツ財団にどんな思いを持って託したか。
他にも、託された側のゲイツ氏の言葉や、財団の理念・使い道など、もっとたくさんの視点での構成が出来たはずです。原稿を執筆する人間は、「視聴者に良いものを見てもらおう。そのためには、心の豊かさや教養を磨き、視野を広げよう」との意識を持って欲しいものですね。。。。

水瀬 ケンイチさんの記事


それはそれとして、注目すべき数字はサラリーマンの平均年収440万円であるということ。ゆうちゃんパパが就職した時(93年)よりずっと『平均年収はだいたい600万円』と言う感覚がありましたので、正直驚いてしまう数字です。

一方で、政府の発表する各種指標がなんとか好調を保っているので気づきにくいことですが、経済成長が止まりつつあるのは明らかです。日産が販売台数の見込みを下方修正したように、恐らく10月の中間決算ではいくつかの企業体力の落ち込みが明らかになるでしょう。
その理由は、何ヶ月も続く『原油価格の高止まりと円高傾向

輸出企業、厳しい通常、輸出企業は為替リスクをヘッジするために、円安時に為替の予約を多めにかけています。昨年、急激な円安時に見せた為替予約マジックの効果が切れ、今中間期は数%の円高為替損となって表面化する可能性があります。
もちろん、根本には前回の不況時に進めた身を切るようなリストラやコスト削減の次の手が打てず、企業の成長力にかげりが見えてきたことにあるでしょう。

企業の成長が止まると、税金の矛先は一気に庶民に向かってきます。しかも、低・中所得者層に対して。
すでにいくつかの布石は打たれており、消費税率の引き上げで完了です。そして、経済停滞下における増税で不況時代への突入が始まります。

このようなリスクを含んだ環境の中、家計の苦しさゆえの『一発逆転を狙った株式投資』は厳に慎まれたほうが良いかと思います。商売上、証券会社や投信会社は誰も言いませんが、今この時点での投資は拙速に終わる可能性があります。十分に気をつけてくださね。

最後に一つ。下記の引用を読んで色々と感じて頂けたら幸いです。

『厚生労働省は28日、05年の国民生活基礎調査結果を公表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は56.2%に達し、過去最高を更新した。1世帯当たりの平均所得額(04年)は580万4000円。95年の659万6000円から12%減少し、低所得層ほど減少率が目立つなど格差の拡大傾向をうかがわせた
同調査は昨年6〜7月、全国4万5001世帯(所得調査は7038世帯)から回答を得た。

いまの生活を「大変苦しい」と答えた世帯は23%。「やや苦しい」の33.2%を加えた「苦しい」は56.2%で、前年より0.3ポイント増えた。調査開始時の86年より15.3ポイント増え、00年の50.7%より5.5ポイント多い。「児童のいる世帯」では「苦しい」が60.1%に上った。
平均所得額の10年間での減少を所得階層別(5区分)でみると、最も所得の低い層(平均123万9000円)の下げ幅は24%減だったのに対し、最も高い層(同1295万1000円)は9%減にとどまった。 (毎日新聞:6月28日)』


投資の第一歩は、経済環境の理解から

株式投資はプラスサムゲーム(2) 

前回の記事株式投資プラスサムゲームと書きましたが、これは比較的長期間で見た時の話です。では、短期間で株式投資を見た時はどうでしょう?やっぱりプラスサムゲーム?それともゼロサムもしくは、マイナスサム

答えは、若干プラスサムの要素が入ったゼロサムゲーム。デイトレさん達はゲリラの集団と戦うランボーよろしく毎日毎日『血で血を洗う戦い』を繰り返しています。
お金この戦場はほとんどが自分と同じデイトレを生業とする個人投資家が相手であって、その相手は年々技術が向上しています。彼らは自分の命の金を賭けている分、証券会社の自己売買部門より辛らつに先手を打ってきます。言わばプロのデイトレーダー。プロのデイトレは特有のリズムで売買をしており、ほぼ同じタイミングで資金を引き揚げていきます。
デイトレを始めたばかりの初心者さんは、「いつでも押せるゾ」と『売却ボタン』の上にマウスを置いて一生懸命画面を見ていても、株価は上がらず結局最後に損切り。ゼロサムゲームのデイトレードでは、自分が買った瞬間=プロのデイトレの利益確定となっているのかもしれませんね。

どうですか、こうやって考えればデイトレと言うのは厳しい世界ではありませんか?ゲームとしてはゼロサムゲームですが、初心者に取ってはマイナスサムゲーム。弱肉強食の食われる側になってしまいます。この状態が解消される時は2つ。一つは自分より初心者を増やすこと。(これは他力ですね)もう一つは自分のレベルを上げること。自力で一歩だけ初心者から抜け出せばいいのです。特に心理学や行動力学を勉強するといいかもしれません。

とは言ってもゆうちゃんパパはデイトレ自体は大好きです。デイトレさんの活力は尊敬していますし、本業から引退した時はやってみたいと思っています。

株式投資はプラスサムゲーム 

忘年会今日はゆうちゃんパパの唯一の弟子(?)と年納めの反省会を行いました。と言っても、酒を酌み交わしながら彼が今年の投資の結果を報告してくれ、それに対してコメントをしただけなのですが。

さて、去年今年を通じての彼の成績は利益100万円を超える立派なもので、正直その額にびっくりしました。と共に、大変うれしくも思いました。同期入社の彼がしっかり利益を出してくれたことは、きっかけを与えた自分の喜びになります。もし、これが二人の間だけの勝負の世界で、彼が勝った分がそのまま自分の負けになるのであれば話は別です。喜ぶなどもっての他でしょう。ところがご存知のように、株式投資の本質は基本的にはみんなが儲かる世界、つまりプラスサムゲームなのです。

プラスサムゲームの他にはゼロサムゲームマイナスサムゲームがあります。ゼロサムゲームを中間として、参加者みんなが儲かればプラスサム、みんなが損をすればマイナスサムになります。(知っている人ごめんなさい)
ゼロサムゲームの典型的なものは、麻雀が挙げられます。雀荘で多少の場所代を払うにしても、誰かが10万円勝っていれば残りの3人の合計は10万円の負け、誰かが2万円負けていれば残りの3人の合計はやぱり2万円の負けになります。つまり全体のお金の合計はプラスマイナスゼロです。
他方、マイナスサムゲームの典型は、ディープインパクトで有名な競馬があります。一握りの人が馬券で何十万円かを儲けることがあっても、お金を賭けた人全部の合計で見れば、胴元のJRAが掛け金の何十パーセントをピンはねするマイナスの賭け事です。同様なものとして、パチンコ宝くじが挙げられます。TVで所さんが馬鹿っぽい宝くじのCMをして射幸心を煽るのも、単に胴元が安定して得られる利益を増やすために国民を洗脳をしようとしているに過ぎません。

まあじゃんここで話を株式投資に戻しますと、株式投資プラスサムゲームであることが理解できると思います。例えば、日経平均が1万2千円から1万5千円に上昇する過程をマクロな視点で見ればほとんどの人が儲かっています。つまり、企業や経済が成長することによって配分されるお金がプラス側に膨らむのです。
例えば、IPO(新規公開株)ではまず公開する企業が莫大な利益を手にし、次に証券会社も手数料で特をする。公募株を取得した投資家も利益を得て、最後に初値で買った投資家も特をする。こんなおいしい話があるはずはないと思うでしょうが、これが現実です。何よりも投資をしているみんなが儲かる時代であることをあなた自身が一番理解されていると思います。

では、損をしている人はいないのでしょうか?
実はしっかりといます。それはあなたの周りの何もしていない人達です。例えば、ゆうちゃんパパと同じ36歳の人は、年功序列で自然に上がるべきであった給料はもらえず、実力評価の名の下に今後の退職金は大きく減額。年金は1千万円単位で払い損。月々の医療費は上がり、年間数十万円の増税。安い第3の酒は増税され、消費税は上がる。恐らく一昔前の世代と比べて数千万円は損をするでしょう。
そして、その損によって支えているのは1,400兆円の個人資産の大半を所有する老人世代。金の無いものが金をあるものを支える年金制度、間違っているとはっきりといえますが、こればかりはどうしようもありません。

だからこそ、自らの手で資産形成をしなければいけないと考えています。そして株式投資の世界に足を踏み入れた人は、負け組から脱出する乗車券を得たことになります。このチャンスを生かして投資を真剣に勉強し、失われたお金をしっかりと取り返そうではありませんか。

プラスサム。それは基本的には勝つことが前提

インドセミナーに行ってきました 

今日は福岡商工会議所主催のインドセミナーに行ってきました。
「インドセミナー 第2弾 世界的IT先進地・南インドの実力を学ぶ」

南インド4州(カルナタカ、ケララ、タミルナド、マハラシュトラ)の一つ、タミルナドから印日商工会議所10人の方々がお見えになって、熱心にPRされていました。その中の一人に「ムトゥ 踊るマハラジャ」を作られた会社の方がいらっしゃたのは、ちょっとした感動でした。

後半、インドインフォメーションセンター代表横井勲さんによる「成長する南インド経済の現状と展望」の講演がありました。そこで知ったことは、
  • インド全体で言語が18あり、しかも州によって違う。
  • GDPは農業22%、工業27%、残りがサービス産業
  • 南インド4州のGDPはそれほど大きくはないが、工業生産は全体の25%を占める。
  • 外国投資流入額トップ5にタミルラドとカルナタカがランクイン
  • 南インドは投資の誘致に対して熱心で、最近の日本からの投資は南インドに集中している。
  • 州によって投資に対する優遇措置が大きく違う。
とのことです。また、頂いた資料に引用されている"Dreaming with BRICs by Goldman Saches 2003/10"によると、
  • 2050年までにBRICsのGDPがG6の1/2を上回る。
  • 2050年のGDPランク:中国→米国→インド→日本→ブラジル→ロシア→英国
  • 2032年にはインドが日本のGDPを追い抜く。
  • 2015〜2020年にインドの成長率が中国を上回る。(中国5.0%、インド5.7%)
  • インドは、2050年以降も5%の成長を持続
  • BRICs諸国の中でも、インドのみが今後50年間労働人口が増加
とのことです。インドってすごいですね。

語学力一つだけ気になったのは、ネクタイ・スーツをびしっと決めた数十人の参加者が、英語の挨拶やささやかなユーモアに対して、ピクリとも反応しなかったことです。いや、話の間中うなずきの一つもありませんでした。(と言うより、反応出来ていませんでした)

これが国際都市福岡の中高年ビジネスマンの語学力かと思うと、ゆうちゃんパパは見ていて恥ずかしい思いがしました。