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フランチャイズチェーン(FC)ビジネス 

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2007年08月15日 (水) | 編集 |
2007年8月14日、「コロちゃん株式会社」が倒産しました。
コロッケ「コロちゃん」は、1個63円のコロッケを中心にコロッケ一本で勝負。岐阜を本社に全国で700以上のFCを展開しています。
Googleで検索すると、あるわあるわ、2chでのスレッドがたくさん。
おかげで「FC(フランチャイズチェーン)ビジネス」を理解することができました。

さて、2chによると8月頭の段階で「不渡りを出しており、20日まで待たずに倒産する」との書き込みが。本部からの流通が滞り始め、倒産は既に規定路線だったようです。

たくさんの情報を得たついでに、加盟店(フランチャイジー)側から見て「この商売が儲かるのか」を考察してみました。

◆売り上げ1
TBS「がっちりマンデー!!(2月11日)」で取り上げられた際の紹介文によると、
【1.5坪で営業するコロッケ屋さん。そのスペースに調理器具が入って、およそ月120万円の売り上げ】
コロちゃんのHPでは2坪で開業とありますので、月坪の売り上げは、60万円。
一般的なお店では15万円程度ですから、4倍もあります。
以前お話を伺ったという小スペース眼鏡屋さんオンデーズの月坪の売り上げが驚異的であり150万円。これらと比較すると、60万円という数字は決して悪くはありません。
HPによると1日600個売った場合の月の売り上げが998,400円ですから、120万円の売り上げと言うのは1日1,000個程度でしょう。逆に立地ににめぐまれた最優秀店の売り上げが1,000個ということですね。
(関連記事:「発想を飛ばそう!」)

◆売り上げ2 【費用試算(単位:円)※HPを参考に試算】
がっちりマンデー放送後の3月に価格改定があり、主力のコロちゃんコロッケが50円から63円になっています。よって平均単価をHPの63円から80円に修正して試算してみました。
1日の販売個数450個600個備考
1日あたりの売上36,00048,000価格改定⇒平均単価80円に修正
1ヶ月あたりの売上 936,0001,248,00026日営業
仕入原価474,552632,736原価率50.7%
地代家賃30,00030,000立地条件により変動
販売管理費99,000125,000

油代29,00040,000
パッケージ13,00018,000
水道・光熱費16,00022,000
その他11,00015,000
ロイヤリティ30,00030,000仕入原価の7% or 3万円の低い方
純利益(月)332,448460,264

1日600個売るというのは、9時間休み無く売り続けて1時間66個の売り上げが必要。つまり1分1個を目安に売っていく算段。1人が4個買ってくれるとして、15分に1回コンスタントに売り続けねばなりません
そして単価を上げれば売り上げ個数ダウンは必然。同時期に北海道で発生した「牛肉ミンチ偽装事件」の影響もじわりと効き、一般的なお店では、せいぜい1日450個の売り上げが妥当と考えてよいのではないでしょうか。
この場合月収332,448円。年収にすると399万円です。(価格改定前の「600個を売り上げる」場合と同程度になります)

◆借金 【出店初期費用(サイズ:3.1m×2.1m,単位:円)】
加盟料800,000
開店費用2,000,000

ブース制作費900,000
厨房制作費450,000
販売促進費250,000
備品・消耗品100,000
店舗開発費300,000
合計2,800,000
取引保証金500,000
出店初期費用が、280万円かかるそうです。
それとは別に保証金50万円が必要で、倒産したためにこの50万円も初期費用とみなさざるを得ず、合計で330万円。

仮に全て借金でまかなったとして、6年間で償却すると年間55万円の返済。利息がついて60万円くらいでしょうか。
よって前述の年収399万円から60万円を引くと、実質的には339万円になってしまいます。

◆給料1(月収)
一般的な企業に勤めているとボーナスが4ヶ月分ありますから、399万円を16ヶ月で割ると、実質の月収はぐんと下がって25万円程度になります。

◆給料2(時給)
もう一つの見方。働いた時間は、26日×9時間×12ヶ月=2,808時間。ボーナスを含まず、399万円をバイトとして時給換算すると、1,420円。
家電量販店でインターネットの案内をしている人の時給が1,500円くらいですから、どうでしょう、「あまり経験が無くてもやれる簡単でまあまあのバイト」といったところでしょうか。(リスクは相当違いますが)

◆おまけ
ここのフライヤーは愛技産業(子会社)製です。
「コロちゃん」のHPでは、中古フライヤーが余っている旨を書かれていました。(出店を閉店が上回っている証拠ですね)このフライヤーは結構壊れやすいらしく、修理費(30,000円)もばかにならないと嘆く声がやはり2chに。
もちろんフライヤー自身の作りは簡単でしょうから、ここからも金を吸い上げていたことは想像に難くありません。

◆まとめ
冷凍とは言え、揚げたてのコロッケを売るためには店にずっと張り付く必要がありますから、副業ではなく本業とせざるを得ません。本業として毎日9時間26日働いて年収400万円。金額自体はまあまあですが、労働時間の長さを考えると割に合いません。
サラリーマンの8時間20日勤務に修正すると、年収274万円しかありません。
また、年収相当以上の初期費用330万円の負担は大きく、予想に反して売れなかった場合のリスクを考えるとなかなか割に合わない商売というのがFCの本質であるようです。

それでも実際に1日450個売れるのであれば何とかなるのでしょうが、立地条件に大きく左右され、本当に儲かる場所に出店できるチャンスはまれ。
2chによると、やはり1日450個なんて売れてないのが実情のようです。
だから、多くの人がチャレンジしては残念ながら辞めていく。

同じFCの形態を取るコンビニについてもかかえる問題は同じようです。それが証拠に多くのお店が潰れています。

「長時間労働で人並みの収入」が加盟店の実情か?


◆疑問点
しかしながら、FCの本部である「コロちゃん」がなぜ倒産するほど業績が悪くなったのかは今ひとつ不透明ですね。
平均単価80円の原価率50.7%の内、20%くらいが本部の利益として確保されているとして8.1円。450個で月に約9.5万円になります。
さらにロイヤリティ3万円も入りますから、一店舗当たり月に12万円以上、年間150万円近くの本部収入を得られるはず。
前述の330万円を各加盟店に全額貸付したとしても、基本的には加盟店が負う借金ですから本部の腹がそれほど痛むことはない。

とすれば、アフリカ進出や広告費が本当に効いたのでしょうか。なんか、裏で変なことでもやっていたのではないでしょうねぇ。

「おいしいから好きだったのに」の声もよく見かけました。
いずれにしても、FCオーナーさんにはがんばってほしいものです。

「コロちゃん」倒産 名古屋地裁に自己破産申請
コロッケ小売りチェーンの「コロちゃん」(岐阜県恵那市、従業員32人)が13日、名古屋地裁に自己破産を申請したことが分かった。「コロちゃんのコロッケ屋!」を全国展開し、低価格と積極的な広告宣伝で知られたが、外食産業の競争激化で売上高が伸び悩び、資金繰りにめどが立たなくなった。民間信用調査会社によると、負債総額は約25億円とみられる。

地元信用組合を脱サラした小竹守・同社社長が90年に東海総合企画(同市)を設立し、96年にコロッケ販売を開始。00年にフランチャイズ展開を始める際に「コロちゃん」を設立し、事業を移管した。

1個50円の「コロちゃんコロッケ」を主力商品としたチェーン店を全国展開し、02年には直営とフランチャイズ店で計700店を出店。英国、ケニアなど海外にも進出し、03年3月期の売上高は約37億5300万円を計上した。また、約2坪のブース型店舗や、携帯電話のインターネット通信を駆使した販売管理システムなど独自の経営手法が注目を集めた。

しかし、その後、コンビニエンスストアなどとの競争激化や個人消費の低迷、フランチャイズ店の脱退などの影響で売り上げは伸び悩んだ。03年以降、ハンバーガー、パン、カレーなど新業態の店舗を出店したが、主力のコロッケ部門の不振を補えず、07年3月期の売上高は約27億円に減少。出店費用や広告宣伝費のための借入金が膨らんでいた。 (毎日新聞:2007年08月14日)


※写真は「コロちゃん」のコロッケではありません。
テーマ:業界地図
ジャンル:株式・投資・マネー
コメント
この記事へのコメント
こんばんは。
確かに、フランチャイズというのは
いつの時代も辛い世界ですね。
今の時期はもっと厳しいことになってるでしょうね。
私も、某配送会社(ここも、フランチャイズ?)の人と話すことがありますが、転職前より収入は悪くなったらしいです。
個人で開業するのも考えものなんですね。
2007/08/16(Thu) 22:07 | URL  | ジミー #-[ 編集]
実際の数字が出ていて、すごい興味深い記事ですね。

私はいちおう小売で働いてますけど、坪売り60万っていうのはいい数字だと思います。

原価率は、販売管理費を含めても60%程度なので特別悪くはない。冷凍でしょうし、廃棄ロスはそれほど無さそうですし。

となるとやっぱり、人時売上高が低いって事がネックなんでしょうね。1個63円のコロッケでは客単価も低そうですし。

荒利は、客数×客単価×荒利率。そんな基本を思い出しました。固定費用と変動費用がどうなってるか考えてみたり、頭の体操になりました。
2007/08/17(Fri) 00:30 | URL  | staygold #lVjAIwTo[ 編集]
こんばんわー
こんばんわー(*・ω・)ノ

きんぎょも学生の頃、某FCチェーン店でアルバイトをしていて、コロちゃんのことも注目してたので、ショックでありますー (T△T)

しかし、パパさんの鋭い考察を読むと・・仕方がない部分もありそうだなーと思いました。

リスクをとって商売する人が、頑張れば報われるような社会がとてもいいなぁー・・ときんぎょは思ってしまいます。

グダグダと書いてしまいましたが、ではでは~ (・∀・)ノシノシ  
2007/08/18(Sat) 22:35 | URL  | きんぎょ #-[ 編集]
コメントありがとうございます!<ゆうちゃんパパ>
⇒ジミーさん
いつもコメントありがとうございます。本当にうれしいです。
ええ、フランチャイズは厳しいようですねぇ。特にコンビニなんか「商売がうまくいかなかった上に違約金まで取られる」ここまで考えるとなかなか踏み切れませんね。(FC本部側の立場ではこれも理解できるのですが…)
なかなか考えものです。

⇒staygoldさん
月坪60万円はすごい数字ですよ。せいぜい30万円ですもん。だから「小さい」ことのメリットは「でかい」ですね。
販管費入れて60%…良い読みです。ある店主に直接聞いたところ、利益率は35%だそうです。人頭での売り上げの低さもネックですし、どうでしょう季節的な変動。特に夏場がダメでしょう。で、温暖化しており冬も飛ぶようには売れない。(小さいころ食べた肉まんの温かさは今でも覚えています)
今回は僕も良い頭の体操になりました。

⇒きんぎょさん
きんぎょさんも変わらぬコメントありがとうございます。そのうち恩返ししますね。
コロちゃんのネックは、初期費用の高さだと思うんです。これを下げて売り上げに応じたロイヤリティで回収できなかったのかな。。。
それと根本的には【コロッケ単品売りが中途半端】だったのではないかと。パンやうどんと違って主食ではない。かと言ってたこ焼きのように完全なおやつでもない。最初はものめずらしくて購入してくれた人もだんだん買ってくれなくなったのかもしれません。
商売は難しいですね。がんばったらある程度報われて欲しいな…
2007/08/20(Mon) 02:03 | URL  | ゆうちゃんパパ #-[ 編集]
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