暴落時に生まれる割安銘柄
さて、下表の(A)と(B)は、どの時点での相場か分かりますか?
| 指数 | (B) | 前日比 | 下落率 | (A) | 前日比 | 下落率 |
| 日経平均 | 15,437.93 | -275.52 | -1.8% | 15,805.95 | -462.08 | -2.8% |
| TOPIX | 1,572.11 | -33.22 | -2.1% | 1,631.61 | -38.54 | -2.3% | JASDAQ指数 | 108.95 | -5.73 | -5.0% | 134.14 | -8.67 | -6.1% |
| ヘラクレス指数 | 2,491.12 | -229.62 | -8.4% | 3,818.29 | -416.23 | -9.8% |
| マザーズ指数 | 1,488.88 | -134.62 | -8.29% | 2,469.89 | -329.17 | -11.8% |
(A)と(B)の一つ一つの指数を比べてみますと、日経平均やTOPIXの5%に対して、JASDAQ,ヘラクレス,マザーズ指数はそれぞれ20%,35%,40%の差が見られます。ライブドアの寄与度の大きいマザーズ指数は別にして、ヘラクレス指数は資産の1/3が吹き飛んだ形になります。しかもたったの1ヶ月で。昨年、日経平均が1万4千円からするすると1万6千円まで上昇したと言っても14%程度。いかに現在の下落幅が大きいかと言うことが分かります。
もちろん、人によって主戦場は違うでしょうが、多くの個人投資家が集う新興市場では、レバレッジをかけて戦う分だけ下落の幅が大きいことを肝に銘じておきたいものです。そして、高値のババ掴みの原因である群集心理から一歩引いた買い方ができれば良いと思います。具体的には、今日のように下がる環境で買えることです。もう一段の下落があったとしても、(B)から(A)に回復する過程で30%の利益を得ることができるのです。半年くらいかかるかもしれませんが、これが中期投資の真髄だろうと思います。
ここからが本題です。このような最悪の相場環境の中でパシフィックネット(3021)が本日マザーズに上場しました。この会社は中古パソコンの再生・販売を強みとするユニークな会社で、その成長率を考えると公募価格29万円(PER25倍)の2倍程度60万円(PER50倍)が、事前の初値のコンセンサスと考えられていたようです。
ところが、場の開始直前の気配値は34万円程度であり、場が開いても32万円台で約定しそうになる始末。主幹事コスモ証券の面子もありますから力技で39.5万円の初値を形成させますが、地合には勝てませんでした。40分後の前引け頃につけた42.8万円が本日の高値で、最後は34.5万円ストップ安と惨憺たるスタートとなってしまいました。
(公募で持っていた1株は、このやばげな雰囲気を察知して初値形成直前に成り行き売りをかけました。38万円台での約定でしたが、満足しています)
明日も相場環境や失望売りで公募価格近辺まで売り込まれるかもしれません。しかしながら、来期20%の成長を見込んだ時に株価50万円程度(来期でのPER40倍)はそれほど高くないと思われます。地合が好転した数ヵ月後のフェアバリュー(妥当な価格)として50万円を考えてよいのではないかと思います。IPOへの投資の醍醐味の一つとして、このような暴落時に生まれるユニークな企業への投資にもあるかもしれません。
ただ、ゆうちゃんパパはこの会社を買わないと思います。FISCOが事前に書いていた【IRページが無いこと】はイメージが悪いですし、実際に会社のHPからメッセージを感じることができないからです。このような面も投資の尺度として大事にしています。
新興暴落時のIPOにはチャンスがころがっている |
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- [2006/02/20 21:55]
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お宝銘柄発掘のヒント
その銘柄は、ジョルダン(3710)
ジョルダンはご存知のように『乗り換え案内』一本で大きくなった会社で、2003年4月に鳴り物入りで株式公開(IPO)(公募価格44万円)をしました。主幹事はあのHS証券。前人気は高く80万円の初値を付けましたが、あっという間に急落し、いわゆる初値天井でした。(もう一度書きます。主幹事はあのHS証券です!)直後の2003年8月、2004年4月とには下方修正を発表。株価もついには40万円を割るようになります。ところがです。その後、見事に経営資源の選択と集中を行い、携帯版乗換案内に主力を転換していきます。2005年2月には待ち望んだ一単元の変更を実施。従来40万円が必要だった株が4万円から買えるようになります。
だらだらと売ったり買ったりしていたゆうちゃんパパは、この株に対して『現物・信用合計4,000株のストロングホールド』に方針を変え、同時に密かに勝利を確信していました。株価は静かに上昇を始め、そして4月にはついに業績を上方修正。5月の連騰の過程で無事利確しました。ジョルダンをホールドし続けた理由は以下になります。<経営者>
1)不採算事業のゲーム事業からすっぱりと手を引いたこと(事業の選択)
2)良い時も悪い時もHPの動画で方針を語っていたこと(株主重視)
<財務面>
3)財務が健全であったこと(長期成長の原動力、ファイナンスリスク小)
4)年々財務が良くなっていたこと(キャシュフロー重視)
<業績面>
5)携帯版有料会員数・売り上げが飛躍的な伸びあったこと(事業の集中)
6)継続して人員募集をしていたこと(業績好調の裏付け)
7)PERが割安放置されていたこと(後日の株価訂正要因)
<人気面>
8)一単元が高すぎたこと
9)主幹事を見る目がなかったこと
10)急落の痛手で買い手不在になっていたこと(個人から機関レベルへ)
11)外人がしっかりと買っていたこと(将来の急騰の約束)
---売買の結果---
◇現物取引分
買:03年04月17日640円×1,000株、03年04月22日561円×1,000株
売:05年05月19日1,525円×2,000株
利益:1,829,485円
◇信用取引分
買:04年04月23日465円×1,000株、04年04月30日430円×1,000株
売:05年05月11日1,200円×2,000株
利益:1,471,791円
このケースの鍵となるのは、5)の携帯版乗換案内の成長です。自社の強みであるPC版の乗換案内を加工するだけですので、ゼロからの開発に比べて開発費は極端に少なくて済みます。
また、spiral_blueさん一押しのシンプレクス・テクノロジー(4340)のように会社のHPで経営者がしっかりとビジョンを語る会社は、マークする価値があります。株の素人でも発表資料の力強さ、経営者の目や誠実さ、ビデオを2回も見ればピンとくるものがあります。
ゆうちゃんパパの力ではありませんが、会社にリクエストした1)と8)は実現しており、個人的には銘柄選択・所有の力がついたことを実証できたことは今年の大きな収穫です。
しかし、ベスト取引として満足するのと同時に自分の甘さを反省した銘柄でもあります。高値1,600円台からの日柄調整をずっとマークしており1,200円台でいつでも買い直せたのに甘さから買うことが出来ず、本日の大納会ではついに2,500円を突破しました。恐らくまだ上昇余地はあるでしょう。つまり1,200円は圧倒的に割安な値段だったのですね。
と泣き言を言いながらも、ジョルダンは一銘柄で年間利益のノルマを確定させてくれた恩株です。十分な利益を頂きました。陰ながらジョルダンの益々の発展を祈っています。
地道なお宝銘柄発掘が逆転の近道。賭けは破滅への道 |
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- [2005/12/30 10:58]
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成長企業を研究する
今年もデロイト トウシュ トーマツより「2005年 第4回 アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」が発表されました。これはアジア太平洋地域のTMT業界(Technology, Media, Telecommunications)における過去3年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業ランキングを発表するものです。上位はずらりと日本の企業かと思ったら、全然違うんですね。あの有名なガンホーが10位にやっと顔を出すくらいです。では残りのベスト9の国別構成はと言うと、中国3社、台湾2社、シンガポール2社、韓国2社です。
ゆうちゃんパパはこの会社のランキングを結構楽しみにしており、発表されるごとにチェックしています。記事に話を戻しますと、500社の内の70社が日本企業になります。さて、あなたの知っている会社は何社ありましたか?(**)
http://www.tohmatsu.com/news/2005/press1208.shtml
ゆうちゃんパパは、結構この中の会社を持っていまして、ちょっと前まで持っていた会社を含めますと、6社の株を所有しています。投資金額の大小や株価が買値を下回っている会社はありますが、少なくとも適当に銘柄を探すよりは、『銘柄選び』というものを学べるのではないかと思っています。
ちなみに6社の中で最も上位にランクインされているのが、500社中60位のアイリンク(日本企業70社中では3位)。宮城県にあるJavaシステムの開発会社ですが、経営理念や社長の考えについて、ベンチャー企業としてはしっかりしたものがあります。
もちろん、銘柄選びのスタンスは各人の自由でありそれが投資の醍醐味ですが、過去のランキングも掲載されていますので一つの着眼点として参考になるのではないかと思います。(以下引用)
テクノロジー企業成長率ランキング第4回「アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」発表
1位は売上高成長率31,980%のPower Digital Card Co., Ltd.が受賞
〜ガンホー・オンライン・エンターテイメントが10位入賞。
日本企業70社がランクイン〜
デロイト トウシュ トーマツ(以下DTT)(本部:ニューヨーク)は本日、アジア太平洋地域のTMT業界(Technology, Media, Telecommunications)における過去3年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業ランキング、第4回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」を発表した。トップは、インジェクション・プロダクション・プロセス(噴射製造処理)の特許を有する世界で唯一の企業と見られている、台湾のPower Digital Card Co., Ltd.で、収益(売上高)成長率31,980%となった。
2位は、23,849%でKong Zhong Corporation(中国の携帯電話向けのインタラクティブなエンターテインメントサービス、メディアサービス、およびコミュニティサービスのプロバイダー)、3位は5,706%で、シンガポールのAstralink Technology Pte. Ltd.(コンピューティング、通信、およびエンターテインメントのコンバージェンスに焦点を当てた、ターンキーソリューションプロバイダー)が受賞している。
500社の平均収益成長率は518%となっている。また業種別データを見ると、半導体/部品/電子機器関連企業が22.6%、ソフトウェア関連の企業が20.2%と大きな割合を占めている。
なお、この発表は、本日、香港で開催の授賞式にて行われ、国を越えた受賞企業同士のネットワーキングの場となった。
株と関係のないニュースにも発掘のヒントが埋もれている |
**:56社でした
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- [2005/12/09 20:07]
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身近な銘柄で勝負する
さて、その「しまむら」。郊外の平日お昼(15時頃)にも関わらず、6〜7人のお客さんが入っておりました。ご年配のお母様向けの洋服屋さんを想像していましたが、商品のセンスも品揃えも決して悪くないような気がします。そして、何よりも値段が安い!
ゆうちゃんパパは女性用の服の良し悪しは分かりませんので、かわりにポケモンの靴下を紹介します。今夏の映画キャラクターの『ルカリオとカイオーガ』は、しまむら安心価格と称した380円。激安ではないのかもしれませんが、田舎ではうれしい価格です。売れ筋のキャラクターとしては少し劣る『キモリとレックウザ』はきちんと190円に値下げされており、ゆうちゃんパパのお買い上げを最後に売り切れになりました。本部による一括管理か店舗独自かは分かりませんが、商品の回転率を指標とした商品の鮮度管理ができていると見受けられました。
![]() | ![]() |
| <ルカリオとカイオーガ> | <キモリとレックウザ> |
さて、食べ物屋さんをはじめ多店舗で成り立つお店の銘柄は、新規に出店する力強さも大事なのですが、実はこの「しまむら」のように既存店の売り上げが伸びていくことの方がもっと大事なことのです。また、既存店の売り上げが伸びているかは、ちょっと店舗に立ち寄ってみれば分かります。
例えば、経営再建に入る前のダイエーの服飾売り場の客の入りはひどいものでした。「これじゃあ、だめだ」と塩漬けになっていた株を叩き売った記憶は今でも鮮明です。
銘柄発掘に背伸びは不要です。何でも良いと思います。自分の手の届く範囲で得意なものを探していけば、きっと見つかりますよ。
銘柄探しは、小さくて狭いいつもの土俵で! |
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- [2005/09/15 08:38]
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新興暴落時のIPOにはチャンスがころがっている



